有価証券とは、会社が発行する株式や社債、国が発行する国債などをいいます。有価証券は売買目的有価証券、子会社株式、その他有価証券など様々な種類がありますが、簿記3級では保有目的でわけずに「有価証券」(資産)勘定科目を使用してきました。
簿記2級では、「売買目的有価証券」「満期保有目的債券」「子会社株式」「関連会社株式」「その他有価証券」等が登場してきます。
有価証券を保有目的で分類して分類ごとに勘定科目が違ってきます。仕訳に使う勘定科目と、財務諸表に載せる表示科目が違います。一つ一つを覚えるようにしていきましょう。第1問目の仕訳はもちろん、第2問目でも「有価証券の総合問題」で出題されたこともあります。決算時の処理もそれぞれ違いますので注意が必要です。
有価証券の問題では端数利息処理も問われます。→端数利息
売買目的有価証券→売買目的で保有
満期保有目的債券→満期まで保有して利息を受取る
子会社株式・関連会社株式→支配目的で保有
その他有価証券→売買目的有価証券、満期保有目的債券、子会社・関連会社株式以外の有価証券 長期保有目的 業務提携